そもそも名刺とはどんな目的で渡すのか、どんな役割があって渡すのか、しっかり考えたことはありますか?あなたがどんな人なのかを知ってもらう、ふとしたときにあなたのことを思い出してもらう、といった目的があります。つまり、お客にあなたを印象づけることができない名刺はゴミクズ同然です。個人的には、源氏名だけ書かれた名刺を渡されるよりも、メモ紙に手書きで書かれたほうが心に残ります。ですので、せっかく名刺を渡すなら名刺を作る時点で(企画の段階から)目的と役割をしっかりと意識する必要があります。


Business Cards / Aurimas Adomavicius


1.連絡先を入れる
連絡先を入れないキャバ嬢が非常に多い。意味が分かりません。携帯番号、メールアドレスを名刺に入れることができなければ、せめてLINEのIDだけでも入れるようにしてください。LINE IDを載せるときはQRコードとIDの両方を名刺に入れておくと効果的です。連絡先がひとつもない名刺をもらっても何の価値もありません。お客はそう考えてます。

2.似顔絵を入れる
キャバ嬢の名刺に多いのが、キラキラした名刺です。ラメ加工がされたような名刺で気を引こうとしているようですが、これはもう時代遅れです。周りのキャバ嬢がしているからといってわざわざマネをする必要はありません。最近のビジネスマンの中では、本人写真や似顔絵を名刺の表面に入れることで他人との差別化を図っています。本人写真や似顔絵をつかって名刺を作っているキャバ嬢はまだまだ少数派ですので取り入れない手はありません。

3.人物紹介文を入れる
あなたはどんな性格ですか。好きなモノやこだわりっていること、趣味は何ですか?名刺の裏面を有効活用してあなたの自己紹介文をつくってください。好きな映画、好きな本、休みの日はよく何をしているのか・・・そんなくだらない情報でもお客は注目するものです。なぜなら、自己紹介文を書いているキャバ嬢が他にいないから。インパクトを与えたもの勝ちです。


A PORTRAIT OF ... / mrbill78636



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最後に、せっかく作った名刺でも渡すタイミングを間違えると名刺本来のポテンシャルを引き出せません。必ず、「こんばんは、はじめまして」の発声と同じタイミングで渡してください。そのためには、付け回しの男子従業員があなたをお客に紹介するとき、すでにあなたは右手に名刺をもって準備しておく、ということです。決して、お客から「あなたの名刺をくれますか?」ということを言わせないように。名刺は配りまくってください。

また、「渡した名刺を捨てられるのでは」と懸念しているキャバ嬢も多いかと思います。それは源氏名だけ書いた名刺だからその場で捨てられるのであって、今回ご紹介した、あなたをお客に印象づける3ポイントを名刺に盛り込んでおけばそんな心配事も起こりません。